地図 - ドロットニングホルム宮殿 (Drottningholm Palace)

ドロットニングホルム宮殿 (Drottningholm Palace)
ドロットニングホルム宮殿(Drottningholms slott)は、スウェーデン・ストックホルム郊外のローベン島にある離宮である. この宮殿は、スウェーデン王カール11世の母后ヘトヴィヒ・エレオノーラの命令によって1662年に建設が始められ、庭園にバロック様式を採用して1686年に完成した.

「ドロットニングホルム」はスウェーデン語で「王妃の小島」を意味する. 「北欧のヴェルサイユ宮殿」の勇名を馳せる. 王家の住居を除いて一般に公開されており、観光地としても有名である. 毎年夏には、観光客用に演劇やオペラが上演される.

この宮殿は、1744年に結婚したホルシュタイン=ゴットルプ家のアドルフ・フレドリクとプロイセン王女ロヴィーサ・ウルリカに結婚祝いとして、当時のスウェーデン国王フレドリク1世からプレゼントされた. この時、スウェーデン・バロック音楽の作曲家ユーハン・ヘルミク・ルーマンが「ドロットニングホルムの音楽」を作曲し、祝典を盛り上げた.

ロヴィーサ・ウルリカは啓蒙主義思想を持つ優れた才女で、彼女の手によってドロットニングホルム宮殿はさらなる発展を遂げる. この時代にギャラリーや図書館、劇場が増築され、スウェーデンにおける啓蒙時代を作り上げた.

ロヴィーサ・ウルリカの息子で1771年に国王となったグスタフ3世もドロットニングホルム宮殿を愛し、華やかな文化活動が行われた. グスタフ3世が毎年この宮殿で演劇や舞踏会などを催した当時のスウェーデンは、「ロココの時代」と呼ばれている.

ドロットニングホルム宮殿はグスタフ3世の死後、次第に使用されることがなくなったが、そのために王領地の自然は保たれた. 1982年には、現国王カール16世グスタフがストックホルム旧市街の王宮から環境のよいこの地に王家の住居を移した. 1991年には、ドロットニングホルム宮殿を含む王領地がユネスコの世界遺産に登録された.

 
地図 - ドロットニングホルム宮殿 (Drottningholm Palace)
国 - スウェーデン
スウェーデンの国旗
スウェーデン王国(スウェーデンおうこく、スウェーデン語: )、通称スウェーデンは、北ヨーロッパのスカンディナヴィア半島に位置する立憲君主制国家. 首都はストックホルム. 北欧諸国のひとつであり、西にノルウェー、東がフィンランド、南はデンマークと国境を接しており、バルト海を挟む形でバルト三国やポーランドとも接している.

人口は1022万人(2018年11月スウェーデン統計庁による). 北欧諸国では最大の人口を有する. 住民の大半は北方ゲルマン系(スウェーデン人)だが、北部には少数のサーミ人とフィン人が暮らす. 宗教は国教であるルーテル教会が大多数を占める. 言語はスウェーデン語が公用語であり、他にサーミ語やフィンランド語などが存在する.
通貨 / 言語  
ISO 通貨 シンボル 有効数字
SEK スウェーデン・クローナ (Swedish krona) kr 2
ISO 言語
SV スウェーデン語 (Swedish language)
FI フィンランド語 (Finnish language)
SE 北部サーミ語 (Northern Sami)
Neighbourhood - 国  
  •  ノルウェー 
  •  フィンランド